今回のテーマは、
会議や研修などの「場」についてです。

こうした「場」は会社の中でも、
直接成果を生み出すわけではありません。

でも、「場」のエネルギーが高い状態で終わり、
終了後の参加者の具体的な行動が
具体的かつ明確になっていれば、
現場で継続的な変化が起こせます。

継続的な変化は、積み重ねていくことで、
組織内にも大きな影響を与えるようになります。

逆に、「場」をうまく機能させられないと、
その後の変化は一時的であったり、
場合によっては、研修や会議を設けても
何も変わらなかったりします。

「場」のエネルギーを高めるポイントとして大切なことは、
参加者の「在り方」と「具体的な行動」です。

人の在り方のレベルが刺激され、
それに基づく具体的な行動が理解されれば、
同じ人でも、その生産性は3倍にも4倍にも
変化させることができます。

「みらい創世塾」では、
その「在り方」を教えてくれるのが
ボランティアクルーの存在です。

「みらい創世塾」のOB・OGである彼らは、
自らを成長させ、チームに貢献するために、
貴重な時間をボランティアクルーとして、
毎回使ってくれています。

それも単にお手伝いをするだけではなく、
彼らは「コーチ」としての在り方で
塾生に接してくれるのです。

ボランティアクルーの「在り方」は
「みらい創世塾」の中で共有され、
塾生が安心して学べる場だという
雰囲気を創り出し、
塾生のやる気との相乗効果もあって、
大きな場のエネルギーが生まれています。

ですから、講師の私がやることは、
具体的な行動の仕方を教えるだけです。

「場」のエネルギーを創るには、
「あれやりなさい」「こうしなさい」
といった、リーダーからの指示命令よりも、
そこに関わる人全員の「在り方」を
統一することの方がはるかに効果的です。

在り方が統一された後に
リーダーがメンバーに提供するのは、
「在り方」を究めていくための
具体的な行動の参照枠(参考例)です。

このプロセスが実践できれば
自ずと変化や発展は生まれてきます。

研修や会議の場では、
何かを「伝える」「教える」ことに
主眼が置かれてしまうケースを
よく目にします。

でも本来の目的は、求めるべき姿への
「変化」を起こすことでしょう。

「伝える」「教える」にこだわり過ぎると、
それをやっただけで
あたかも目標を達成したように
錯覚をしてしまうこともあります。

これでは、
リーダーがどれだけ熱を持って伝えても、
成果は出にくくなりますし
メンバーの変化は限定的です。

貴重な時間と人件費を投資する、
会議や研修の場。

ちゃんと、目的に向かえるエネルギーが
高まる場にしたいですね。

あなたは場のエネルギーを、どうやって高めていますか?

 

 

 
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