前回の投稿では、
研修を受講するだけでは意味がない、
受講前に自分の在り方を考えることが必要、
と言った内容をお伝えしました。

今日はその続編です。

研修を受けた後に成功する人は、
在り方を強化するための手段として
研修で学んだことを実践していきます。

成功しない人は、
学んだ時はモチベーションが上がりますが、
それで終わりです。

中には、会社側にこうした機会を
設けてもらっているにもかかわらず、
その意味付けさえできない人もいます。

そのような方々への対応については、
また後日にでも書きたいと思います。

研修で学んだことを実践していると、
知らず知らずのうちに
「自分のやり方」に変化させてしまって、
いつの間にか、学んだ直後より
うまくいかなくなっていることって
ないですか?

学びの実践のプロセスの第一段階は、
まずはやってみること。
ここまでは、
皆、教えられたとおりにやろうとします。

で、できるようになると、
「これぐらいやっておけば大丈夫」と、
自分なりの塩梅を覚えるんですね。

そうなってきたときが、
実は危ないんです。

「できる」と安心すると、
人はどうやったら効率よくできるかを
考え始めます。

そのうち、自分で
「この部分はやらなくても
大きな問題にはならないな」と考え、
手を抜き始めるのです。

これは、創意工夫しようとしている点では
悪いことではないのですが、
そもそも、研修などで教えられたことは、
教えられたとおりにやることで
効果が実証されているものですから、
手を抜くと効果が落ちるのは、
当たり前と言えば当たり前です。

問題は、
使う側がそれを自覚していない場合。

自覚していれば、
「原点に立ち戻ろう」と思って
学んだ過去の事を思い出しながら
復習をします。

自覚していないと、
「結局あの研修は、
あまり役に立たなかったなあ」
で終わるのです。

これでは、投資回収はできませんね。

学んだ自分自身を、
定期的にメンテナンスすることは
とても大切です。

企業研修の場合は、半年に1回は、
振り返りの機会を設けることを
おすすめしています。

そして、学びが定着しているかどうかは、
「習慣となっているかどうか」で
確認しましょう。

例えば、あなたの会社で
コーチングの研修を受講したとします。

受講生全員が、
コーチングを習慣としているでしょうか?
コーチングを受ける部下や同僚は、
全員その効果を体感できているでしょうか?

全員までは習慣としておらず、
周囲の人も効果を体感できていないとしたら、
何%をもって成功としますか?

ここが、研修受講の効果測定になります。

あなたの会社でも研修の受講効果を、
一度測って見られることをおススメします。

研修効果を上げたい、
学びや成長にどん欲な
集団をつくりたいというご要望があれば、
いつでも私宛にご相談ください。

あなたは過去に学んだことが、
どれくらい実践できていますか?

 
人を動かし仕事を楽にする言葉の力 明るく出口を照らす 問いのスイッチ365日の無料メールコーチ