こんにちは。みらい創世舎の森泰造です。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。

セミナーや企業研修をやっていると
同じことを学んだのに、
変われる人となかなか変われない人が
いることを何度も目の当たりにします。

変われる人の特徴は、
学んだことを即実践すること。

変われない人は、
頭では理解しているのですが、
なかなか行動に移せませんし、
やっても長続きしません。

本当の理解は、
理論を聞いて納得した瞬間ではありません。
これは「わかったつもり」。
なぜならば、
まだ「できる」状態には
なっていないからです。

実際に学んだことを、
職場や生活の中で実践してみると、
うまくいかないことがたくさん出てきます。

ここで、
「うまくいかないから、
もっと他のいい方法を探そう」となる人と、
「うまくいくまでやってみよう」という人、
「うまくいかなかったけど、
感触はつかめたしこれでいいや」と
わかったつもりになる人、
いろんなタイプに分かれます。

学びを自分の技術として
使えるようになる人は
「うまくいくまでやってみよう」
という人です。

頭で考える人は、
いろんなことをやろうとします。
その結果、
ひとつの事を徹底的にやろうとはせずに、
次から次へいろんな手法を探しに行きます。

その結果、
「理論はたくさん知っているけど、
どれも中途半端」になる人は
とても多いですね。

そこで皆さんにご紹介したいのが、
米国の自己啓発書作家で、
世界No.1コーチともいわれる、
アンソニー(トニー)・ロビンズです。

レーガン、クリントンという
米国の元大統領をはじめ、
マンデラ・元南アフリカ大統領、
英国のダイアナ元妃などにコーチングを行い、
最近ではレディー・ガガや、
フェイスブックの創設者ザッカーバーグが、
その薫陶を受けていることでも有名です。

彼はなぜ、世界一と言われるまでに
上り詰めることができたのでしょうか?

彼は貧しい育ちで、
母親も離婚を繰り返し、
経済的にも精神的にも
欠落感を感じて生きていました。

大学にも行けず、
17歳で清掃員の仕事をしている時に、
「NLP(神経言語プログラミング)」に
出会います。

当時アメリカでは、「NLP」の学びが、
知的生産性を上げていた人々の間で
流行りだしていました。

彼も、並居るエリートに交じって
学び始めたのですが、
一流大学の出身者と机を並べて学んでも、
到底かないません。

「NLP」の先生も
「あなたには難しいのではないか?」
と問いかけていたようです。

そこでアンソニーが行ったことは、
「学んだことを徹底して実践すること」
でした。

ファミリーレストランで、
暇そうな時間帯を狙って店長を呼び出し、
「店長の困っていることを
すべて解決してあげるから、
今の問題を教えて」と言ったり、
ある時は、ホームレスに
「将来どうなりたいか?」と聞くなど、
とにかく社会で接することができる
ありとあらゆる人に、
「NLP」を使ったコーチングを
持ちかけたのです。

とにかく、
会う人会う人が実践練習の対象ですから、
その都度学んだことをどう活かすかの
変換力が求められます。

そのおかげで、
誰にどうしたら問題は解決できるのかが、
一瞬でわかるようになったそうです。

これが学びの原点にあるからこそ、
「行動の大切さ」をうたった本が、
世界中で何千万部も売れる
大ベストセラーになりましたし、
著名人のコーチングも
できるようになったんですね。

私もアンソニーの姿勢に倣って、常に実践。
自分で実験して結果が出たことを、
私のみらい創世塾などで教えるようにしています。

逆に言えば、
実践していないことは教えられません(笑)。

多くの人は、頭でわかったと思ったら、
その時点で安心してしまいます。
それは「わかったと思う」から。

わかったと思わず、
「これをどうやって実践するか、
そしてどうやって変化を起こすか」を、
常に考えるようにしたいですね。

本を読むにしろ、講座で学ぶにしろ、
「何かを変えたい」と思って
人は貴重な時間やエネルギーを投資します。

ならば「変えること」ができて、
初めて出発点に立ったと思うように
したいですね。

変えることができれば、そのプロセスが、
次の変化のリソースになります。
そのリソースを使って変化を起こせば、
またそのプロセスがリソースになります。

つまり、永遠に変化を
起こし続けられるようになるのです。
その結果、欲しい成果は手に入ります。

このサイクルを実践できるようになると、
全て実践が前提で学べるようになります。

知識や情報を得るだけの学びとは、
他への影響力が格段に違います。

さらに、自分の時間も
有効に使えるようになりますね。

あなたも理論を学んだだけで、
わかったつもりになっていることは
ないですか?

 
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