あなたは何か目標を持っていますか?
目標を達成させるためには、
行動するしかありません。
「これから毎日ジョギングしよう」
「ダイエットして5kg痩せるぞ」
といった目標を立てるだけでは、
何も変わらないですね。
最初は頑張って、
早起きしてジョギングしたり、
体重を毎日測ったり、
甘い物を取らないようにしたりするけれど、
なかなか続かないという経験をしている方は
多いのではないでしょうか。
途中で挫折する最大の原因は、
「習慣になる前に辞めてしまうこと」です。
習慣とは、意識しなくても
自動的にその行動がとれること。
無意識のうちにジョギングしていたり、
無意識のうちに甘いものを控えていたりと、
これができるようになると、
目標達成へのハードルが下がるどころか、
当たり前になってしまいます。
もうお分かりと思いますが、
目標を立てたときは、
行動目標に落とし込んで、
それをどうやったら習慣にできるか? を
考えることが大切です。
習慣化のポイントは、
「前もってイメージをすること」と
「やりやすい環境を作る」こと。
ジョギングが続かない人は、朝起きると
「ジョギングに行かないといけない……」
といった思考回路になっていることが
多いです。
一方、習慣になっている人は、
何も考えずに自然と起きてたら着替えて、
家を出て走り出します。
やる前に、
「ジョギングに行かないと……」
なんて思っている人は、
前日の夜寝る前に、
翌朝ジョギングしている自分の
イメージをしてみてください。
ポイントは、ジョギングを楽しんでいる
自分をイメージすることです。
歯を食いしばって頑張っているイメージでは
ありません。
要は前もって、
自分の良い気分の状態をイメージすることを
習慣にするのです。
そして、やりやすい環境を整えること。
朝、起きたらジョギング用のジャージを
洋服ダンスから出す、
汗拭き用のタオルを洗面所にとりに行く、
靴を靴箱から出す、
こういった作業に手間がかかっているので、
なかなか習慣にできないのです。
ジョギング用のジャージとタオルは、
すぐ着替えられるよう枕元に置きましょう。
着替えの手間も省くなら、
ジョギング用のジャージで寝るのも
いいでしょう。
靴はジョギング用の靴を
前日からすぐはけるように出しておく。
これだけです。
あとは脳の回路がOKを出すまで、
繰り返し行いましょう。
習慣化にかかる日数については、
21日という指標がよく使われています。
私も新たな習慣作りをするときは、
21日連続で行うことをまずやっていますね。
逆に辞めたい習慣がある時にも、
環境を変えることは効果的です。
例えばテレビを見る習慣を止めたいのなら、
リモコンの電池を外しておくことです。
こうすると、仕事が終わって帰宅したら、
電池をリモコンに入れなおしてから
スイッチをつけないといけません。
ひと手間がかかってしまうのです。
すると段々、
テレビを見る習慣はなくなってきます。
人はひと手間を面倒だと思う生き物です。
このひと手間があるがために、
「やったほうがいい」と思うことが
できなかったりします。
人間のこのような傾向を、心理学では
「20秒ルール」と言ったりします。
20秒かかるくらいの手間があると、
人はやりたくなくなるという意味です。
これは仕事にも活かせますね。
習慣化がうまくいかなければ、
すぐ実行できるような環境を考えて、
整えてみることです。
良い習慣をつけて、
充実した毎日にしましょう。