人がネガティブな感情になるときは、
そのネガティブな感情を引き出している
自分の「思い込み」があります。

自分を守るための思い込みです。

例えば、
信頼できない人と仕事をしているとき、
その仕事でクレームが発生したりすると、
「あの人と一緒に仕事をするから、
クレームになっちゃったじゃない」
「もうあの人と仕事をするのは嫌だ」
といったネガティブな気持ちになります。

根底には「信頼できない」という
思い込みを持っているのですね。

これをコーチングの技術を使って外すと、
信頼できなかった人が、
信頼できないことはない人に変わります。

すると、
その人に向き合う態度も変わりますから、
行動が変化します。
行動が変化するから、
結果も変わるということです。

この技術については、
ぜひ、みらい創世舎の講座に参加して
学んでいただければと思います。

話を本題に戻します。

以前私の講座を受講されたMさんは、
フリーランスで取引先と組んで
仕事をされています。

その取引先の担当者が、
自分に甘く他人に厳しいタイプで、
しかもMさんより年下なのに、
上から目線で話をしてくる方でした。

電車の遅延で集合時間に遅れそうになり、
その担当者へ連絡した時も、
人を人とも思わないような口調で話をされて、
「もうこの取引先とは縁を切ろうか」とも
考えられていたそうです。

講座の中で、思い込みが外れて
ネガティブな感情が解消されると、
Mさんの表情も晴れやかになりました。

そして、
「森さん、私は今まで
性格的なものは変わらないと思っていました。
でも、ちょっと見方を変えると、
人は変われるんですね。
これって、多様性に対応するのと
同じなんだなって思いました」
と言われたのです。

冷静な自分に戻れたことで、
今後同じような人が目の前に現れても、
自分の見方を変えれば
いくらでも対応できることが、
腑に落ちたようでした。

昨今、多様性に対応する部署を
新設している企業も多くなってきました。

子育てしながら働ける仕組みを作ったり、
シニアでも力を発揮できる制度を作ったり、
外国人のための専用教育制度を整えたり。

でも本来の多様性とは、
「幅広く性質の異なるものが存在すること」
で、属性だけでは測れないものです。

Mさんの取引先の方のような人、
パワハラマウント上司、
やる気のない若手社員、
自己主張ばかりするメンバー、
心ここにあらずの同僚、
頑固で自分の意見を曲げない社員。
これって、
全て多様性なんですね。

そこを見ずして、
多様性・ダイバーシティ推進を掲げている
企業ってもったいないなあと、
Mさんと会話をしていて思った次第です。

様々な多様性に対応するには、
属性で仕組みをつくることも必要ですが、
これはコストも時間もかかります。

チームを預かるリーダーが、
多様性に対応できる技術を身に付ける、
技術を身に付けられる仕組みを作る、
そうした人財育成戦略を取り入れると、
その下に就く部下たちも
幸せになれるのではないでしょうか。

 
人を動かし仕事を楽にする言葉の力 明るく出口を照らす 問いのスイッチ365日の無料メールコーチ