自分を大切にすることで
働く環境をよくしてみませんか?

今日は、体調が維持できなくなるほど
孤独を感じていた会社に対して、
見方が変わったことで
自らの環境も変えられ、
やる気を取り戻したという、
セルフリーダーシップの
発揮事例のご紹介です。

人は、
自分の大切にしたいことを
大切にし続けることができると、
周囲の反応が変わってきて、
その結果、欲しい環境を
手に入れることができるようになります。

Mさんは、
大きな企業で新設された部署の
管理職をされています。

長年同じ会社に勤め、
管理職にまで登ってこられましたが、
人間関係がうまく構築できず、
上司と部下との板挟みになられていました。

上司からは常に要求ばかりされ、
部下からは
リーダーシップを取ってくださいと、
いつも突き上げられる。

Mさんは人前では元気そうに
振舞ってはいましたが、
内心は常にびくびくしていたそうです。

管理職になってからは
体調不良を覚えるようになり、
ついには転職活動まで始めました。

そんな状況の時に、
私に相談されたのです。

お会いした当初は、
見るからに疲れていそうな表情を
されていたMさん。

上司にも部下にも振り回されている毎日が、
本当に辛そうでした。

Mさんは、
「安心して仕事がしたい」という
願望がありました。

人間関係において
「安心」を手に入れるには、
相互理解が必要です。

そして、上司や部下に対して
ネガティブに捉えている自分の視点や思考を、
ポジティブに捉えられるように、
変えていただきます。

簡単に言うと、
相手の悪いところではなく、
良いところを見るということ。

その習慣をつけてもらうことです。

たったこれだけのことですが、
自らの力で立ち直りたい気持ちを
潜在的に持っていたMさんは、
徹底して自己トレーニングしてくれました。

その結果、
部下との関係性は劇的に改善され
チーム内に安心感が漂うようになり、
部下がMさんに要求することもなくなって、
自分で動くようになりました。

そしてMさんのチームの業績が、
どんどん向上してきたのです。

その結果、
要求ばかりされていた上司からも
認められるような言葉をかけてもらい、
文字通り自分の力で、
「安心して働ける職場」を
創り出すことに成功されました。

Mさんは、
「最初は上司も部下も苦手で、常に自分がビクビクしている気持ちで会社に行っていたのが、相手を否定せず良いところを見るようにしていたら、自然と壁が取り払われたような感覚になってきました。
今は、この職場で、どこまでこの流れを強く大きくできるかにチャレンジしていきたいと思っています。
ですので、転職活動はひとまずやめます」
と言っていました。

Mさんがやったことはシンプルです。

自分が心から大切にしたい状態、
「安心して働ける環境」に気がついたこと。

それを創り出すために、
相手の良いところを見つけるように、
意識して行動し続けたこと。

これにより、
ネガティブなイメージだった
上司や部下に対しても、
ポジティブなイメージで
とらえられるようになりました。

人はネガティブな状態が続くと
心のバランスを崩し、
それが度を過ぎると、
体調にも影響を及ぼします。

問題の解決を外部に求めるのではなく、
自分の状態を変えることに徹すれば、
ポジティブな状態に変われます。

マイナスの感情のエネルギーは、
その分、プラスに転じさせられるのです。

そうして自分が変われば、
周囲は勝手に変わっていきます。

これが、セルフリーダーシップを発揮して、
自分の欲しい状態を手に入れるプロセスです。

Mさんの
今後の活躍が楽しみでなりません。

 
人を動かし仕事を楽にする言葉の力 明るく出口を照らす 問いのスイッチ365日の無料メールコーチ