今日は、コミュニケーションの本質について
お伝えします。

Hさんは、
マスコミ関係で企業価値を高める事業を
展開されています。

ご自身の仕事に
プライドを持って取り組んでおられ、
お客様からの信頼も厚い方です。

質の高さを求めるがゆえに、
人に依頼したことも、納得がいかないと
自分で手を加えることが多々ありました。

その為休みも取れず、
もっと余裕を持って仕事を回したいという
願望をお持ちでした。

仕事の質を落とさずに
量をこなしていくには、
効率化が必要です。

Hさんの場合は、
人に依頼した作業が
二度手間になることが多かったため、
相手にHさんが求めるものを
いかにして理解してもらえるか、
が課題でした。

理解の度合いは「感覚」です。

Hさんには
その「感覚」を言語化してもらいました。

すると、Hさんの思い描く「理解」の原点は、
中学2年時の
米国へのホームステイにありました。

海外への興味があって
米国へホームステイはしたものの、
Hさんは自分の英語がなかなか伝わらず、
理解されなくて
とてもさみしい思いをしたそうです。

そんな状況でも、
米国の人たちは常にフレンドリーで、
彼らの楽しくやっている世界に
Hさんを受けいれてくれ、
いつも、「Fun!」「Try!」と
言ってくれていたそうです。

するとHさんも、
言葉なんかおおざっぱでもいい、
自分から関わっていくことが大切だと思い、自分で動きだせるように
なったとのことでした。

このときの感覚がHさんにとっての
「私は理解されている」という感覚
だったのです。

Hさんは、この感覚を自分も相手も
持てるように動きだされ、
できるだけ自分の考えを見える化するよう
取り組まれました。

その結果、Hさんの考えを理解し、
共感してくれる人が増え、
彼女のイメージしたものを
関係者が再現できるようになってきたのです。

その結果、
なんと売り上げは半年で1.4倍に。
休めなかった土日は休めるようになり、
さらに、長期休暇で
海外旅行に行けるまでになられたのです。

「理解する」とは一体どういうことか?

人は過去の体験から、
自分の解釈を決めるので
同じ「理解する」でも
人それぞれ微妙に解釈は違います。

その解釈は
過去を振り返ることで
言語化することができます。

そこをすり合わせると
イメージは共有しやすくなりますね。

その言葉の解釈は
どんな体験から来ていますか?

 
人を動かし仕事を楽にする言葉の力 明るく出口を照らす 問いのスイッチ365日の無料メールコーチ