【今日の質問】
夢や願望を実現させる技術を
知っていますか?
こんにちは。
人の悩みを強みに変える
人財育成コーチの森泰造です。
最近、企業の経営者の方と
お話をする機会が増えています。
社会を創っていこうとされている
優秀な方々のお話を聴けることは、
たいへん有難いことで
自分自身も勉強になります。
「会社をいかにして前に進めていくか」、
「いかに人財を育てていくか」は、
経営者の方々に共通の課題です。
理想の会社の状態を手に入れるためには、
その会社の経営者あるいはリーダーの、
理想を設定し実現させる能力、
つまりリーダーシップが必要になります。
このリーダーシップ、一昔前までは
(今でもそう思っている人は多いですが)、
もともと持っている人だけのもので、
カリスマ性や人を引っ張る才能がないと
発揮できないものと思われていました。
でも、これは「技術」なんです。
「技術」なので、例えば
・自転車がこげるようになる
・泳げるようになる
・接客ができるようになる
・発注ができるようになる
等と同じで、
「やり方」を学んで「実践」さえ積めば、
誰でも身に付けることができます。
会社の経営者の方などは、
「やり方」を先に学ぶというより、
「実践」をしながら、
「やり方」を学んでいかれる方が
ほとんどではないでしょうか。
「会社をこうしたい」
「こんなことを社会に提供したい」
といった願望を実現させるために、
様々な仮説を立てながら実践する。
実践するから、いろんな課題が見えてくる。
そこで思案する。
思案して、トライする。
そうすると、また新たな課題が見えてくる。
この繰り返しによって、
「あーこういうことか!」と、
全体が見えてくる。
全体が見えてくると、
「さらに良くするためには
何があればいいだろうか」と、
新たなリソースを探しに行く。
そしてまた行動する。
この繰り返しの中で、
経営者自身も視野が広がったり、
リソースの使い方を学んだりして
成長していきます。
この時、経営者の方が見ているものは
「理想の未来」。
常に未来を設定し、
未来からの逆算思考でものごとを考えます。
一方で、雇われている側はというと、
「今、目の前の問題にどう対処するか?」
と言う視点で、
仕事を組み立てる人が多いですね。
理想の未来を見るというより、
今目の前の事にどう対処するかを優先します。
ここで、いわゆる「良い会社」は、
コミュニケーションが取れていますから、
経営者の考える理想の未来が
共有されています。
だから、雇われている方々は、
どうやって目の前の問題に対処するか?
だけでなく、
何のために今の目の前の問題を対処するか?
が明快です。
人は行動する理由が明快であれば動けます。
一方で、コミュニケーションの取れていない
会社やチームは、
「理想の未来」が共有されていないので、
「どうやって」ばかりで、
「何のために」が大切にされていない
傾向にあります。
そのような環境だと、雇われている側は、
主体的には行動しにくいですね。
この場合、必要な技術は
「理想の未来を設定する技術」と、
「理想の未来を共有する技術」です。
「理想の未来」は、
文字通り理想的でないといけません。
理想的であるためには
その人が大切にしたいことが
明確になっていないといけませんね。
ということは、
理想の未来を設定するためには、
まず自分自身のことを
よく理解することが大切なんです。
会社を前に進めておられる経営者の方々は、
ここが明快です。
この、自分の大切なことを
自分自身で理解すること。
これも技術です。
技術ですので「やり方」があります。
そして、
理想の未来をメンバーと共有するときに
必要となるのが、
メンバーが「逆算思考」に慣れておくこと。
現状から物事を考えることに慣れている人は
なかなか「理想の未来」と言っても
ピンときません。
「そんなの夢物語でしょう」
なんて想いがちです。
でも考えてみれば
「今がこんな状況だからこれしかできない」
と思って毎日過ごすより、
「理想の未来の実現のためにこうしよう」
と思って毎日過ごした方が、
楽しくありませんか?
そんなメンバーに囲まれて仕事をしていくと、
職場の雰囲気や生産性は
どう変わるでしょうか?
この逆算思考を、
自分の技術として使えるようになるには
どうしたらいいのか?
ちょっと長くなりましたので
これについては次回のメルマガで
お伝えします。
あなたは、
夢や願望を実現させる技術を
知っていますか?