地震や風水害と、昨今は自然災害が多くなりましたね。
お互い備えを忘れずにいたいものです。

今日は、自分自身の心にいつやってくるか
わからないものについて書きます。

それは、人に対する見方が変わること。

良い方に変わるのならいいのですが、
急に目の前の人が良くないように
見えてしまうことがあります。

いつだと思いますか?

それは、
「できないことができるようになった時」。
すなわち「自分が成長した時」です。

特に、私が教えている
コーチングやリーダーシップの技術は、
人間関係を良くしていくものですから、
それができるようになってくると
自信がつきます。

これで慢心する方は、それ以上伸びません。

でもそうではない方でも陥ってしまうのが、
目の前の同僚や上司が
「できない人」に見えてしまうことです。

私自身も経験があります。

コーチングを学び、
技術が身についてきたなあと
実感できるようになってきた頃です。
当時はまだサラリーマンでした。

自分がどんどん成長していくものだから、
周囲がどんどん低いレベルに見えてしまう。
知らない間に見下したりしてしまっている
自分がいました。

私は幸いにして、同じ学びの仲間から
私とよく似た気持ちになるとの相談をされ、
自分も同じ状況だったことが自覚できました。

でも、気づかない人は
「あの人はダメ」とレッテルを貼って、
違う人に近寄ったりします。

レッテルを貼るコーチなんて、
人の可能性を引き出すコーチと言っても、
信用できないですよね。
でも、そんなにわかコーチは本当にいます。

コーチングが使えるようになるには
人間の本質的な部分の学びも必要です。

人は感情的になるとどうなるのか?
人は何があると行動できるのか?
主体性を発揮する具体的プロセスは? など。

これらが技術として使えるようになると、
その人の「当たり前」になります。

で、周囲のメンバーや上司が、
この「当たり前」が使えずに
人と接しているさまを見ると
「なんでできないの?」となるんです。

目の前の人は何ら変わっていません。
成長した本人が変わっているのです。

ここを自覚せずにいると、
だんだんと自分のいる環境自体が
疎ましく見えてきたりします。

すると、
「なんでうちはあんなにレベルが低いんだ」
などと愚痴が出てきたりするんですね。
こうなると、危険信号。

人に影響力を発揮する際に最も大切にしたい
「自己理解」「自己信頼」が
欠けている状態だからです。

愚痴が出ている時点で、
その人の主体性は発揮されていません。

この状態で自分が満足してしまうと、
それ以上の成長もありません。

逆に、ここで自分の状態に気がついて、
本来のありたい自分の姿に
焦点を当てられるようになると、
さらに自己理解が深まり、
成長軌道に乗ることができます。

テストの点で優劣をつけられて育った私達は、
目の前の結果で優劣をつけがちです。

私の師匠である故・堀江信宏さんは
「わかったと思ったら終わり」と
良く言われていました。

学びや成長に終わりはなく、
永遠に求めていくものです。

その中で、本当に自分の大切にしたいことが
見えてきます。

あなたも、自分の目の前の人に対する
見え方が変わったら注意してください。

目の前の人は何ら変わっていません。
今の自分に焦点を当てるチャンスです。

成長しているからこそ発生する壁であって、
この壁に気づくか気づかないかで、
次のレベルに成長できる機会にできるか、
このレベルでとどまってしまうのかの
分かれ道になります。

これを読んでくださっているあなたには、
ぜひその壁を打ち破っていただきたいなあと
思います。

 
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