あなたは、チームや組織の生産性を
どのようにして計測していますか?

「生産性」とは、投入した労働などの
エネルギーや資源に対して、
どれくらいの生産量が得られたかを
表す指標のことです。

社会心理学者のスタイナー氏は
組織で何らかの課題に取り組む際の
生産性を以下のような式で表しています。

「実際の生産性」=「潜在的生産性」-「欠損プロセスに起因するロス」

「潜在的生産性」とは、
表に出ていない、
その人や組織が潜在的に持っている
生産性のことです。

「欠損プロセスに起因するロス」とは、
人間関係において発生するロスのこと。

例えば、
共にスキルの高い上司と部下が
一緒に仕事をしても、
双方が協力しなかったり、
信頼関係が構築できずに
コミュニケーションに障害が発生した場合、
お互いが力を出し切れなかったり、
同じ方向を向くことができないために
相乗効果を発揮できないことで
発生したロスのことです。

プロ野球で言えば、
4番打者ばかりを集めてしまって、
打線が線でつながらずに勝てないことに
例えてもいいかもしれません。

チームでプロジェクトを組んでも、
お互いに腹の探り合いが生じていると、
何か問題が発生した場合に、
それぞれが責任逃れをしようとして、
抜本的な改善策が取れないといったケースも
それにあたるでしょう。

相互の信頼関係ができていれば、
腹を割って、感情的にならずに話し合い、
建設的な改善策を取ることができて、
問題点を機会点に
転換できていたのに、
それができないために発生したロスです。

この2つの項目
「潜在的生産性」を最大化させ、
「欠損プロセスに起因するロス」を
最小化させると、
生産性は最大化できます。

「潜在的生産性」を最大化させるには、
潜在的なエネルギーや資源を顕在化し、
それらを使って
生産量を増やすことです。

潜在的なものは、
言語にするなど見える化することで、
顕在化できます。

これには、人や組織の見えない部分を
深掘りできるコーチングは、
極めて有効に作用します。

また「欠損プロセスに起因するロス」を
最小化するには、
相互理解を深め、信頼関係を築き、
同じ価値観の下で
同じ方向に向かっている状況を、
作り上げることです。

これにも目的や価値観など、
人や組織の見えない部分を
共有できるコーチングは極めて有効です。

すなわち、
生産性を最大化させるには
コーチングが極めて有効である、
ということです。

今日は、
コーチングが組織にどう作用するかという、
少し硬い話でしたが、
目的を持ってコーチングを学ぶと
とても素晴らしい成果が
出せるようになります。

 
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