【今日の質問】

成長を考える時には、

人の欲求に焦点を当ててみませんか?

こんにちは。

悩めるリーダーにブレイクスルーを起こす、

人財育成コーチの森泰造です。

 

 

本日は

「リーダーに自己成長が必要な理由」

について、書きたいと思います。

 

チームをまとめあげ、

理想の方向に導くリーダーに求められる

重要な能力の一つが、

コミュニケーションの力です。

 

コミュニケーション力があるリーダーは、

メンバーと信頼関係が築けます。

 

コミュニケーション力が不足していると、

メンバーとの信頼関係は強固にできません。

 

コミュニケーション力とは

「意思疎通を図る力」。

 

十分に意思疎通を図るには、

相手を理解する力がなければなりません。

 

相手を理解するから、

相手も自分の事を理解してくれます。

そこで両者が調和し、

信頼関係が結ばれます。

 

その信頼関係を強固にするためには、

お互いの価値観をさらけ出すことも必要。

お互いの理解が深まり、

より強い絆ができるのです。

 

これは、上司部下の関係にとどまらず、

親子関係、プライベートの関係でも同じ。

 

要は「相手を理解すること」です。

 

でも、相手を理解するためには、

リーダーである自分自身が、

人を理解する力に

長けていないといけません。

 

では、どうやったら

人を理解する力はつくのか?

 

その指標として使えるのが

「マズローの欲求段階説」です。

 

このメルマガでは

しばしば取り上げる考え方ですね。

 

心理学者のマズローは、

人間の欲求には5段階あり、

下の階層の欲求が満たされると、

上の階層の欲求が生まれると言っています。

 

下位欲求から順に、

①生理的欲求

②安全の欲求

③所属・愛の欲求

④尊重・承認の欲求

⑤自己実現の欲求

となります。

 

これを職場に当てはめると下から、

①仕事がある

②安心して仕事ができる環境がある

③その一員でいることに誇りが持てる

④そこで動いたことが認められる

⑤自分の能力を自ら引き出し成長、貢献する

の順に、その段階の欲求が満たされます。

 

このように人は、

成長の過程で階段を上っていくのです。

 

仕事があるから、

安心して仕事ができる環境が欲しくなる。

安心の仕事環境があるから、

その一員でいたいと思う。

 

その一員でいられるから、

もっと自分の行動が認められたいと思う。

行動が認められるから、

さらに成長したい、貢献したいと思う。

 

リーダーの欲求が④の承認欲求だったり、

③の所属の欲求でとどまっていたら、

メンバーの中に自己実現欲求を

持っている人がいたとしても、

その人(の大切にしていること)を

本当に理解することはできません。

 

リーダーは、

自己実現欲求を持って

すべての事に当たっているからこそ、

下位の欲求レベルの人の事が

理解できるのです。

 

例えば、

もっとお客様に貢献したいと強く思う人の

一所懸命に働いている姿。

 

それを、

自己実現欲求を持ち働いている人が見れば、

その気持ちを理解できます。

 

でも、

承認欲求でとどまっている人が見ると、

「なに目立とうとしてるんだろう」

「上に認められたいんじゃないのか」

と、理解できないのです。

 

そんな欲求を実感できないから、

わからないのです。

 

相手の事が理解できなければ、

信頼関係を強くすることはできません。

チームが強くなるはずもありません。

 

逆もまた真なりですね。

 

ですので、

リーダー自身が、常に自己成長を目指し、

自己実現欲求が持てるような環境を

創ることが大切なのです。

 

 

あなたも、成長を考える時には、

人の欲求に焦点を当ててみませんか?

 
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