■今日の質問「目標とする組織の姿は具体的に描けていますか?」

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森泰造 さん、こんにちは。

悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす、人財育成コーチの森泰造です。

 

このメルマガを書いている今、外は雨模様です。

子どものころは、雨が水たまりや川に落ちていくさまをじっと見ているのが好きでした。

空から降って来た雨が、下界の水と同化していくさまを、

吸い込まれるような気持ちで見ながら、あのシトシトした音を聞くと、とてもリラックスした気分になれていたのを思い出します。

 

さて先日、ある方からご相談を受けました。

「チーム内でリーダーになってほしいと言っているのに、リーダーが育ちません」という内容。

 

話を聞いてみると、チームリーダーが自分のチーム内の3名の方に、新たになってほしいと要望を出してかなりの期間が過ぎているにもかかわらず、リーダーらしい振る舞いができないということでした。

 

このような相談は、本当によく受けます。

で、多くの方が「ちゃんと言ってるんですけどね」と私に言います。

 

ちゃんと言っているってその具体的な内容は? と質問すると、

「ちゃんとリーダーとしてふるまってくれ」とか、「リーダーなんだから」とか、『リーダー』という言葉を連発されますが、これだけでは相手からするとわからないことが多いんですよね。

 

リーダーになれと言われた相手は、目指すべきリーダー像がわからないので、何をどうやっていいかもわからない。

または、その目的や意図がわからない。

 

人財育成の現場で起こっている問題の半分以上(いやもっと多いでしょう)はこのパターンです。

つまり、目標とする状態の設計図、こんな人財になってほしいの「こんな人財」が描かれていないのです。

 

家を建てる時にも、いきなり材料を運び込んで工事を始めたりしませんよね?

まずは設計図を描きます。

そして、その設計図はより詳細で具体的であればあるほど、完成した家に近くなります。

 

人財育成も同じです。

「どんなリーダー(人財)になってほしいのか?」「なぜそんなリーダーが必要なのか?」の設計図がないまま人を動かそうとするから、思い描いている状態にはいつまでたってもならないのです。

 

また、家を建てる時は、その家に住んでいるイメージを誰もがすると思います。

家を建てること自体は目的ではなくて、家を建ててそこで新しい生活をすることで得られる安心だとか、暖かさだとか、自由にできる空間だとか、そういったものを手に入れること、それが目的ですよね。

 

この、新しい家に住むイメージがあるから、設計図もより具体的に描けます。

 

これも同じように人財育成にあてはまります。

「リーダーを育成して、どのような組織や会社にしたいのか?」「そのような組織や会社にすることによって、どんな未来が得られるのか?」

 

ここまで描いてから、人財育成、リーダー育成に取り組んだ場合と、ただ「リーダーになってほしい」と伝える、または口を酸っぱくして言う場合とでは、得られる未来は大きく変わります。

 

人事担当者の中にも、こうしたことに気が付かず、又は気が付いているのにも関わらずそこまでする必要はないと考えている方がいらっしゃいます。

 

人財育成に結果を求めるのなら、その結果は組織や会社をできるだけ大きく変化させる結果にするのは、経営者的視点で見れば当たり前のことです。

 

人はものと違い、無限の可能性を秘めています。

だからこそ設計図を描いて、育てた先を「見える化」してあげたいですね。

あなたは、目標とする組織の姿を具体的に描けていますか?

 

 

 
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