■今日の質問「恐れているものをどのようにとらえていますか?」
こんにちは。
悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。
さて今日は、「怖くて仕方がなかったものが楽しい時間に変わった」ことについて書きます。
私は、歯医者さんに通っています。
埼玉県入間市にある「エレナ歯科クリニック」です。院長の山崎先生はじめスタッフの方も優しく、毎回とても楽しく通院しています。
山崎先生の歯医者に通うまでは、私は超が付くほどの歯医者恐怖症でした。
小学校の時は、あのキーンと鳴る音が聞こえてきただけで涙目になって逃げだしたくなっていました。
歯医者嫌いの方はわかっていただけると思うのですが、虫歯になっても歯医者に行きたくないから、痛さのギリギリ限界まで我慢して、我慢できなくなってやっと歯医者に行くパターンを繰り返していました。
それに加え、20代の頃に虫歯を抜歯する時、当時の歯医者さんに力ずくで「エーイ!!」とやられた経験があって、それ以降歯医者さんには「命を取られる」ような感覚をずっと持っていました。
自分の子どもにも、毎日他のことはいいから歯だけは磨き続けろと言ってるくらいです。
山崎先生と出会ったのは、コーチングの学校に通っていた時でした。
歯医者さんがコーチングを学ぶなんてすごいなと思い、話をしてみると気さくでやさしい方だったので、思い切ってこれまでの自分のことも話してみたのです。
・小さいころからずっと歯医者恐怖症だったこと
・力ずくで抜かれた経験がトラウマになって、歯の状態が気になっても歯医者には行けないこと
そんな話をする私を、山崎先生は傾聴してくれました。
そして、当時も虫歯があったので通うことにしました。
でも、行く前はやはり怖かったですね。やっぱりやめようかなとも思いました。
山崎先生の人柄については、信頼しているだけでなく、素晴らしい人格の持ち主だと尊敬しているほどでしたが、それと歯科医としての技術はまた別だろうと思っていたのです。
実際に診てもらうと、先生は現在の状況悦明から、今後のプランの提案まで丁寧にしてくれました。
私自身も、きちんと治療すれば、昔の健康な歯の状態を取り戻せる状態がイメージできました。
そこでやっと本気で、「信じよう」と思えたのです。
以前は歯医者に行くたびに、「どれくらい痛いんだろうか?」「でも痛みに耐えないとご飯おいしく食べられないしな」「でも痛いのは嫌だ」と葛藤し、治療椅子に座れば、治療が終わるまで全身に力を入れて硬直状態で耐え、終わった後はヘトヘトになるという繰り返しでした。
しかし山崎先生は、具体的でイメージしやすい未来の設計図を書いてくれたので、私の心の焦点を「痛み」から「手に入れたい未来」に変えてくれたんですね。
治療を受けてみると、歯医者としての技術も超一流でした。一回も痛かったことがありません。
その上、患者さんの気持ちに常に寄り添って治療してくれますので、安心感もあります。
「もしかして今日は痛いんじゃないかな?」という不安も、2回、3回と回を重ねることで払拭されました。
常に丁寧に接してくれる姿勢は、他のスタッフにも伝わっていて、医院全体が優しい雰囲気を醸し出しています。
だからこそ、県外からも数多くの患者さんが集まってくるのでしょうね。
私も今では、「痛さ」が頭にないので、通うのが楽しみになっています。
人は、過去の体験を基にレッテルを貼ってしまいます。
私は「歯科医は痛みに耐えないと通えないものだ」と思い込んでいました。
どうされるかわからないという不安が、その恐怖をさらに増幅させていました。
それが、歯医者に通うという行動を止めていたのです。
でも、快適な未来を描いてもらったことで信じようと思うことができ、そして安心感を持たせてくれる治療体験が、私の歯医者恐怖症を取り除いてくれました。
仕事も人生も「恐れていること」はあるでしょう。
その「恐れていること」の要因は、快適な未来が見えないこと=不安があるからなんですね。
その不安を払拭するには、具体的で魅力的な未来を描くことと、安全安心の環境が必要です。
あなたは、恐れているものをどのようにとらえていますか?