■今日の質問「習慣にする事を想定して取り組んでみませんか?」

 

こんにちは。

悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。

 

あなたは、やらないと気が済まないことや、やらずにいるとなんだか自分が自分でなくなるようなことってありますか?

 

私の周囲にはランニングを趣味にしている人がたくさんいます。

走る頻度は週に2回から毎日の人までさまざまですが、彼らが一様に言うのは「走ることが習慣になっているので、走らないと調子が悪くなる」ということ。

 

私自身も、ランニングではありませんが週に2回泳いでいます。

ずっと続けられているときは、すこぶる調子がよく、未来志向全開で毎日が過ごせます。

しかし、いろんなことが重なって1週間くらい間が空くと、途端に調子が悪くなり、思考がマンネリ化したり、知らぬ間にため息をつくことがでてきたりします。

 

これはスポーツに限らず、いろんなことで当てはまりますね。

 

今私は人財育成の専門家として、交流会などで人と会って話をするときには必ず「どう思います?」とフィードバックをもらうようにしています。

無意識のうちにフィードバックをもらう習慣がつきました。

フィードバックをもらわないと、逆に気持ち悪くなる感じです。

でも、振り返ると昔は自分の状態次第で、できたりできなかったりの繰り返しだったなあと思います。

 

例えば、がんばって仕事をしても褒めることもなく、ミスのあら捜しをする上司がいる環境ではこんな心境でした。

「今日は何を言われるんだろうか?」

「悪く思われていたら嫌だな」

 

そんな感情があるときは、人はそそくさと仕事の報告を済ませます。

自ら、その仕事の結果に対してのフィードバックを取りに行くことはありませんね。

無難に時がたつことを望んでしまいます。

この状態だと場の安心は手に入るものの、その場を未来へのリソースに活かすことはできませんね。

 

これは「痛みを避けたい」という人間の本質的な欲求があるからなのです。

 

仕事をしていく上で「痛みを避けたい」願望は、人を保身に走らせたり、チャレンジしない、すなわち現状維持症候群につながります。

 

この状態では、生産性の高い仕事はできっこないのです。

 

仕事を意欲的にやりがいを持って行うには、「痛みを避けたい」と思う環境でなく、「成長したい」「貢献したい」と思わせる環境が必要です。

 

主体性を発揮できる人は、たとえ上司がミスのあら捜しを指摘するタイプだとしても、自己実現欲求が勝っていますから、遠慮なくフィードバックを取りに行きます。

 

「この仕事を終えましたが、○○という課題が残っていると私は思います。そのことについて▲▲さん(上司)はどう思われますか?」

 

同じ部署で同じ仕事をしていても、この態度の違いがあるだけで口うるさい上司も変わります。

 

ある人は毎日、上司から嫌なことを言われることを恐れ、無難に仕事を終えることだけを考えて過ごす。

ある人は毎日、積極的にフィードバックを取りに行き、それを未来に活かすにはどうするかを考えて過ごす。

 

365日続けなくても、2週間もあれば主体性を発揮できる人のいる部署は、上司の態度も変わりますよね。

 

現状維持症候群(横山信弘さんは「現状維持バイアス」とも言われています)の人は、「自分が主体的になれないのはあの上司のせいだ」と人のせいにしてしまうことで、さらに痛みを避けることに成功します。

 

主体生を発揮できる人は、自分の未来をどうするべきかと、未来を先に考える「習慣」が身についています。

 

しかし、今の環境の中で現状維持症候群に陥っている人が、いきなり主体性を発揮できる人になるのは困難です。

 

まずは、そうなれる環境を探しましょう。

例えば休みの日に、自らの成長意欲や貢献心を満たすような、自己啓発の集まりやボランティア活動など、主体性を発揮している人が周囲にいる環境に自分の身を置くことです。

そこで、主体性を発揮している人を観察し、その人が何をどう捉え、どんな目的意識をもって行動しているのかのモデリングをするのです。

それを今の職場で実行できるよう、自分なりに変換してみましょう。

 

そして、大切なことは「繰り返すこと」。

スモールステップでいいので、トライを繰り返しましょう。

繰り返すうちに小さな変化が起きます。それを見逃さないでください。

そのうち、トライすることが習慣になります。

 

習慣になると、今度はそれをしない自分に「違和感」を感じるようになります。

ぜひ「違和感」を感じられるようになるまで、トライし続けてください。

 

あなたも、習慣にすることを想定して取り組んでみませんか?

 
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