■今日の質問「温度差を感じる時、どうしていますか?」

 

こんにちは。悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。

 

私が独立起業して一番良かったこと、それは下校した子どもを迎えられることです。

 

私自身が小さい頃、灯りがともった家に帰る安心感と、灯りのともっていない家に帰るさみしさの両方を経験していることもあり、現在の自宅兼事務所で子どもを迎えられる環境をとても大切に感じています。

 

特に小学2年の娘が帰る時間は、家にいるときはいつもそわそわ。顔には出しませんが(笑)。

帰ってきた娘に「おかえりなさい」と声をかけ、顔を見れるのが幸せを感じる瞬間だったりします。

 

でもしばらく前に、娘がいつもの時間に帰ってこない日がありました。

いつも定刻に帰ってくるのに、その日は30分近く経っても帰ってきません。

私はだんだん不安になり、何かあったのかといてもたってもいられなくなりました。

 

家の外に飛び出し、徒歩5分くらいの範囲で娘を探しましたが、いません。

外で仕事をしている妻に連絡し、学童保育所の電話番号を確認します。

学童保育に電話をすると、40分前くらいには出たとのこと。

 

それではと、学童で仲の良い同学年の友達のところに電話してみると、今日は一緒じゃなかったとの話。

ますます、あせります。

 

自分の部屋で寝ていた息子(高校1年)をたたき起こし、「一緒に探しに行くぞ、連れ去られていたら大変だ!」と着替えさせ、二人で探しに行こうと勢いよく家を飛び出したら、目の前に、娘がランドセルをしょって立っていました。

 

まずは、ホッと一安心。

娘に聞くと、1学年下の子と仲良くなって、その子の家で遊んでいたとのこと。

遊びに行くときは家に一度帰ってから、ということを理解はしていたものの、小2の遊び心が勝ってしまって、寄り道をしたようです。

 

いや、この時は本当にあせって、大騒ぎしてしまいました。

娘にもしものことがあったら……、と考えるとぞっとします。

 

ところが妻のほうには、外にいることもあり、この悲壮な温度感が伝わりません。

妻は妻で仕事があり、この件は私に任せていたこともあるから仕方がないのです。

でも、私としては大騒ぎしている時こそ、誰かの力が欲しいと切実に思っています。

こんな温度差、どこの家庭でも、また職場でも起こることではないでしょうか。

 

 

昔の店長時代を思い出しました。

 

大雨が降り、店の中で雨漏りが発生した時。

お客様に迷惑が掛かってはいけないと思い、すぐさま本社の建築担当の方に業者の手配を頼みました。

 

こちらはお客様が足を滑らせたり、濡れたりしたら大変だから、一刻も早く業者の方に雨漏りを止めてもらいたいと思っています。

でも、その時は日曜日だったこともあり、業者さんとうまく連絡がつきません。

 

電話に出た本社の担当者が、いたって冷静な口調で、

「日曜日だから業者はなかなか捕まらないですよ」

と、捕まらないことをさも当たり前のように言うので、私は血が逆流してしまいました。

 

「そこをなんとかするのが、あなたでしょう! なんとかしてくださいよ!」

こちらは、お客様に迷惑をかけたくない気持ちが先に来て、それに協力的な言葉を出してくれない相手に怒りの矛先が向きます。

 

「そんな大声を出されても、捕まらないものは捕まらないですよ」

先方からこんなことを言われるたびに、「あなたはお客様のことを考えられないのか? 何か策の提案はないのか?」との気持ちが昂り、この時は怒りでその場で「もういいです!!」と、電話を切ってしまいました。

 

若かったですね。

 

結局、雨漏りの応急処置をして、その後冷静に電話をし直し、業者の手配を翌日してもらったのです。

 

人って、目の前のことに反応します。

その反応が、不安を増幅させるものだったりすると、その不安をかき消したい衝動に駆られます。

 

それを離れた人に伝えるとき、言っている事実は伝わりますが、温度感はなかなか伝わりません。

温度感が伝わらないと、イライラやストレスがたまります。

でも、イライラやストレスがたまった状態では、的確な判断は難しいですよね。

 

不安になったときの行動の目的は、「不安を解消すること」。それを他人に理解をしてもらうことで解消しようとすると、それが出来なかった時に、その他人を怒りの対象にしてしまいがちです。

でも、これでは問題の解決を遠ざけてしまうばかりか、余計なエネルギーがかかって疲れる一方。

解決策を「他人の対応」に依存してしまう状態ですね。

 

 

こんなとき、常に物事を俯瞰して見る習慣がついていると、より冷静な判断が出来るでしょう。

その時話し相手になってくれるのは「もう一人の自分」です。

 

自分で自分に問いかけると、意外と冷静さを取り戻せます。

 

これは、セルフコーチングです。

 

でも人は弱い生き物。普通の状態の時にはできることでも、非常事態になるとなかなかできません。

 

その為に備えられることは、日ごろから不安や課題を抱えている時には自分に問いかける習慣を作ること。

そこにチャレンジしていると、少しずつ、少しずつ、自分の感情がコントロールできるようになってきます。

 

私自身も、セルフコーチングのトレーニングをするようになって、瞬間湯沸かし器になることは非常に少なくなりました。

少なくなると、人間関係も円滑になります。特にマイナスの感情を抱く時間が減りました。

 

人生は使った時間の積み重ねです。

 

これを読んでいるあなたも、今ここから、自分に「今どんな気持ち?どうしたらいいと思う?」と問いかけることを意識してみましょう。

 

こうやってみなさんにメルマガで書くことによって、私自身も自分にセルフコーチングの習慣づけをコミットしています。

 

あなたは温度差を感じるときどうしていますか?

 
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